自己愛着とフェリチン

2019.06.12 15:08|分子栄養学
藤川徳美先生、小西伸也先生のご著書や
facebook「メガビタミン主義+糖質制限=藤川理論」グループのデータを勉強しながら
分子栄養学による治療を実践中です。

「分子栄養学」のカテゴリーに
自分自身の身体での臨床記録を シェアさせていただこうと思います。


藤川理論とは
「糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足」といった
質的栄養失調を改善することで根本的治癒を目指す栄養治療メソッドです。

まず第一に タンパク質と鉄をしっかりと摂った上で
ATPセット(メガビタミン)摂取によってクエン酸回路を回し、
生体エネルギーであるATPの合成を激増させていきます。


タイトルにあります「フェリチン」とは
身体の組織の細胞質に存在している 鉄と結合しているタンパク質のことです。
フェリチン値とはその人の維持する鉄の量を表し、
ヘモグロビン値はお財布の中の金額、フェリチン値は貯金の額、と想像してみてください。

うつやパニック障害の症状を訴える女性の多くは このフェリチン値が著しく低く、
また性別を問わず、フェリチン値が上昇すると健康が回復する方が多いようです。


私は 元々子宮内膜症があり、ヘモグロビン値だけでも貧血なのですが
去年の1月にジェノゲストを10日間服用後に 生理開始時に3時間で1.5kg出血する
異常な出血が15ヶ月続きました。(止血剤が使えず、輸血もしていません)
病院でフェリチン値は測っておりませんが 鉄貯金どころか鉄自己破産状態ではないかと。


Iron.jpg
iHerb(紹介コードMJJ995で割引で購入できます)で購入したキレート鉄を
3カプセル(36mg×3夕食後に飲用)飲み始めました。
他にも神経難病プロトコルのメガビタミンも多用しています。

飲み始めた初日の夜に 痙縮して痛く固まってしまっている足の薬指の末端へ
ズォーン ズォーン と 何か詰まっていたものが微かに通じるような不思議な感覚がありました。
鉄だから 麻痺していた部位に電位を通電する伝導路が通じ始めるのかしら?なんて。
飲んで3日目には 腿からふくらはぎ、足の甲まで 青々と静脈が見えるようになりました。


これは アトピーで自閉スペクトラム傾向のある娘にも効果があるかもしれないと勧めました。
娘は夕食後に
B-50×1
C1000×1
Iron(36mg)×1 のみです。
飲んで2日目に アトピーのジュクジュクが乾き始め、酒さ様の赤みが引き白い綺麗な肌に。
その後も寝不足やスイーツを食べると バッと湿疹がでますが 回復が早いようです。

面白いことに 飲んで2~3日で「性格が変わった?」と驚きました。
仕事から帰って来ると 1時間も職場での他愛無いやり取りを嬉しそうにずっと話すのです。
そして冗談とも意地悪ともとれる ギリギリの強気の発言をするようになりました。


私たち親子はよく 自我が薄いといわれます。
自己保存欲求が弱く 他人を優先してしまう傾向がありました。
キレート鉄を飲み始めてみて フェリチン値の増減は自己保存欲や自己愛着に
生化学的に影響を与えるのではないか?と思いました。
 

痙性麻痺とホルモン分泌④

2019.06.08 21:18|精神神経免疫学
ー 痙性麻痺とホルモン分泌③の続きです。

神経内科では 痙縮の緩和のために鎮痙剤や筋弛緩剤(GABA製剤)が処方されます。
鎮痙剤や筋弛緩剤で治るわけではなく 症状を一時的に和らげることはできますが
離脱症状や 常用すると効き目が薄れ、量を増やさざるを得なくなり
便秘や高血圧、冷え、肝障害など副作用も注意して服用しなくてはなりません。



芍薬甘草湯が痙性麻痺に効果があったケースをご紹介しました。

プロゲステロンで痙性麻痺が改善するケースをご紹介しました。

鎮痙剤・筋弛緩剤は中枢神経を抑制することで効果を現します。
芍薬甘草湯は末梢神経障害に効果があり、
プロゲステロンは末梢神経のミエリン鞘修復効果があります。



痙性麻痺の運動障害を改善する鍵はイオンチャネルにあるのではないかと感じています。
女性は更年期にエストロゲンが減少すると骨粗しょう症になりやすくなります。
私は子宮腺筋症等、エストロゲン優勢の傾向があり、骨密度が年齢基準より高いです。
つまりカルシウムの吸収・代謝が優位である、ということです。

筋収縮にはカルシウムイオンが働き、カルシウムイオンが放出されると弛緩します。
マグネシウムやカリウムを摂取すると鎮痙作用が期待できます。
このようにミネラルバランスによって 筋収縮 vs 筋弛緩の作用が拮抗関係にあるようです。

痙性麻痺とホルモン分泌③

2019.06.05 20:58|精神神経免疫学
ー 痙性麻痺とホルモン分泌②の続きです。

②の記事の最後に
生存確保の危機状態の時、ストレスにより交感神経の興奮状態が収まらないケースと
フリーズしてしまうケースのお話をしました。

通常は誰かに助けられたり、危機的状態が過ぎ去って安心を得ると
リラックスして日常の生理状態へと戻っていきます。
それとは異なり、興奮状態が収まらなかったり、フリーズして回復できなくなってしまう時、
身体の中で いったいどのような生理作用が起こっているのでしょうか。



大嶋信頼先生の『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』に
いろいろなケースのストレス反応が掲載されています。

トラウマ 


☆108㏈の爆音を聞かせてストレス刺激を与え、その後のストレス反応を観察します。
 健康的な人は 安静時のコルチゾール(ストレスホルモン)値は低く、
 爆音を聞いた直後に数値が跳ね上がり、時間の経過と共に
 次第にストレスホルモンが下がっていきます。
 体がストレスにきちんと反応し、不快感は消え、ストレスは適切に脳の記憶として処理されます。
 けれども ストレス刺激が適切に処理されず、蓄積されてしまう様々なパターンがあります。


①学習性無力症タイプ
 安静時のストレスホルモン値が普通の人より高く、ストレス刺激後に急速に下降する。
 15分後には最低レベルに落ち、40分後には元の安静時の高いストレスレベルに上昇。

②遅延タイプ
 ストレス刺激後のストレスホルモン値は安静時と変わらない。15分後も低いまま。
 40分後に計測してみると数値がドーンと上昇していた。

③無反応タイプ
 ストレス刺激を与えても数値が上がらない。15分後も、40分経っても上がらないまま。

④共依存タイプ
 ストレス刺激後に数値が上がり、15分後には下がる。40分後に測ると数値が跳ね上がっている。

⑤過剰反応タイプ
 ストレス刺激後はほんの少し上がるだけで、15分後にドカーンと跳ね上がる。
 40分後にはさらに上昇し下がらなくなってしまう。


トラウマによる回避や解離が起こっているとき、
健康な方とはまた違った ホルモン分泌のメカニズムが働いていることがわかります。
普段体験しないようなストレス刺激を受けると
感情の重みづけで分類し、記憶を整理している海馬が
キャパシティーを超えるあまりに強烈な感情なので記憶の整理を拒否してしまい
記憶は整理されないまま断片化され、時が止まってしまうという現象が起こります。

大嶋先生はエリクソンの催眠療法を駆使して
トラウマの回避システムに潜む根本恐怖を解放して
止まってしまった時間を 再び動かすヒントを提示してくださっています。

> ④へ続きますー

痙性麻痺とホルモン分泌②

2019.04.08 17:19|精神神経免疫学
ー 痙性麻痺とホルモン分泌①の続きです。

精神神経免疫学 の記事でご紹介しました
『身体が「ノー」と言うとき』/ガボール・マテ著には

難病(自己免疫疾患等)罹患者の多くが、

成長の過程で無意識のうちに抑圧された感情を抱えており、

抑圧された感情が身体にどのような影響を及ぼすかを生理的観点から説かれています。

また病気の種類に関わらず、責任感が強く、自己犠牲的に奉仕する性格の方が多いそうです。




脳の三層構造(三位一体) の記事でご紹介しました

『身体はトラウマを記録する ー脳・心・体のつながりと回復のための手法』

 /ベッセル・ヴァン・デア・コーク著より

脳幹    ー 胎生期に子宮内で情動(爬虫類)脳が発達

大脳辺縁系 ー 生後6年間で使用依存様式に情動(哺乳類)脳が発達

前頭前皮質 ー 生後2年目~7歳頃に理性(共感)脳が発達

の順番で脳が発達していくのですが


自分の体の中に棲む の記事に書きましたように

私たちの脳は表面意識で「よし、やるぞ!」と意図しなくても

自分の命を脅かすような危機が訪れると、生存を確保するために自動的な生理作用を起こします。

①社会的関与 ー まわりに助けを求める。

②闘争or逃走 ー 生存確保のため、攻撃者を撃退するか、安全な所へ逃走する。

       「腹側迷走神経複合体」活性により交感神経、哺乳類脳(大脳辺縁系)活発化。

③凍結・離脱 ー 生体機能を停止してエネルギーの消耗を減らし、虚脱状態で凍りつく。

       「背側迷走神経複合体」活性により副交感神経、爬虫類脳(脳幹)が活発化。

数値が小さい生理作用程回復が早く、大きい程申告な状態になります。


先述の『身体が「ノー」と言うとき』に

難病患者の方は ひとつの病気だけでなくいくつかの深刻な病気を併発していることが多く、

自分の感情を抑圧してまで、自己犠牲的に尽くす人間関係を抱えた状態であると。


つまりは自己保存能力が

②ストレスによる交感神経が優位なまま、生体機能の興奮が収まらない状態か、

③のフリーズ状態にあるのではないでしょうか。


> ③へ続きますー



痙性麻痺とホルモン分泌①

2019.03.28 11:04|精神神経免疫学
脊髄小脳変性症には 好発年齢があります。
20歳頃と50歳頃です。
女性は50歳頃が多いようです。



OSHOが 「人には7年ごとのサイクルがある」と言っています。
このサイクルに照らして 私の精神神経免疫学的な解釈は

胎生期~6歳 肉体で生きていくための自我と脳神経システムの発達
  :


15歳~21歳
性腺の発達による生殖機能と身体成長の完成
  :

42歳~49歳
性腺刺激の緩やかな減少(女性は閉経準備)

という 身体での大イベントが起こる時期、と考えています。



21歳 … 胸腺の発達の修了に伴い、成長ホルモンの分泌が止まる。
49歳 … 性腺ホルモンの生合成機能が低下し、女性は閉経を迎える。
ちょうど 体内に内分泌系の大きな変化が起こる時期と
脊髄小脳変性症の好発時期が重なることは、偶然ではないと思うのです。

兄は20代前半で脊髄小脳変性症を発症しましたが
20歳を過ぎても成長ホルモンが止まらず ずっと少しづつ身長が伸びていました。
また 男性でありながら乳腺炎を繰り返し、乳がんも疑われたので
プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)やエストロゲン値が高いのではないかと思います。

通常 卵巣は親指の爪位の大きさなのですが
卵巣嚢腫で 卵巣が胎児の頭ほどに肥大化して捻じれ、摘出手術を受けた方が
180cm位の長身で、30歳を過ぎても身長が伸び続けていて
検査をしたら 成長ホルモンが止まらず出ている、と仰っていました。



片麻痺や局所的な麻痺は 該当部位の不具合によって起こるのかもしれません。
ところが 対麻痺、四肢麻痺といった全身性のケースは
内分泌系のトラブルであると思うのです。

> ②へ続きますー
 
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